■ 新江州音頭 近年になり、「江州音頭を更に民衆化し、親しみ易い、誰にも愛される民謡としたい」との要望から、民俗芸術研究の権威者である故 並岡龍司氏が豊郷の当地を踏査し、その創作に取り組まれ、郷土色豊かな近代的感覚のメロディである「新江州音頭」が生まれた。 |
評判と共に広まる江州音頭評判が評判を呼び、美濃や伊勢にも広まり、『江州音頭』という呼び名が定着するようになったのである。 やがては、本来の祭文の意義も徐々に豊作祈願へと変わり、各地で盆の恒例行事となるに従い、「恋物語」から「軍記」、「出世もの」、「お国自慢」…と演題もみるみる増えて行く。 そうして幾世代にも渡って受け継がれてきた数々の記録が、この地、豊郷には保管されている。 [ 写真/資料提供 ] 大字下枝 |